八味地黄丸を買ってみた。
夫の精液検査の結果が前回あまり良くなかった。
精液の濃度は800万/ml(正常値1500万)
運動率は38.8%(正常値50%)
SMI22(正常値80〜)
私はこのSMIという指標を知らなかったのだが、運動精子濃度とスピードを加味して受精能力の指標としたものだということだ。
医師は「だいぶ良くないね」と一言言った。
精液検査の結果はコンディションによっても大きく変わるのだという話なので、再検査でのコンディションの挽回を期待したいところである。
しかし、日頃運動もせず(運動も苦手で)どちらかというと生気のない主人の精子が
元気いっぱいで動き回っていたとしても、それはそれで納得がいかない。
それも含めてパーソナリティだとは思っている。
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そんな折、たまたま学生時代の友人と久しぶりに会った。彼女は製薬系の仕事に就いている。
何の気なしに彼女は「子供は作らないの？」と聞いて来た。そういうことを口にしても、デリカシーがないという印象を与えないのが彼女のいいところだ。
少し迷ったが「実は最近病院に通い出したのだけど、私にも主人にも少し原因があって」と伝えた。
すると八味地黄丸(ハチミジオウガン)という漢方薬を「余計なお世話かもしれないけど」と勧めてくれた。
泌尿器や生殖器を合わせて東洋医学では「腎」と呼ぶが、この漢方はその「腎」に元気を与えてくれるもので、頻尿などにも良いこと、おたまじゃくしも元気にしてくれることを教えてくれた。不妊クリニックで処方されることもあるとか。
疲れやすさや冷え性がある人は体質的に合う可能性が高いとのこと。まさしく我が夫である。
もしオタマジャクシが元気にならなくても、本人に少し活力が出るならそれに越したことはない。
それにこれから寒くなる時期なので、足先の冷えにだけでも効いたら儲け物である。(夫は私で暖を取ろうとするので冬場はたまったものではない)
夫に相談したところ、物は試しということで一番小さいサイズのものを買うことにした。
amazonの割引率が高くてありがたい。
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効くかどうかも気になるところだが、それよりも彼が漢方を飲むことでようやく妊活が「夫婦の共同作業」となることに少し救われている。
