フリーランス妊活

32歳のフリーランス妻が不妊治療をしながら思ったことをつらつらと書きます。

病院に行き始めるまでのこと②子作り開始〜検査を決意

12月から9周期、自力(?)でトライした。

 

生理周期も順調だし、少し生理痛が重くて婦人科にかかっていた時期もあるが、子宮筋腫子宮内膜症などもなく、大きな問題はないという診断を受けていたから、そう遠からぬタイミングで授かるだろうと思っていたからだ。

長く授からないことよりも、すぐに授かった場合の仕事の調整のことの方が心配だった。

 

最初の3周期は生理日からアプリが予測した排卵日を元に排卵日付近をざっくり狙って何度かタイミングをとるようなことをしていた。

 

しかし授からなかったため、ドラッグストアで基礎体温計を購入し、基礎体温を測り始めた。

基礎体温は綺麗な二層だった。基礎体温から見てもアプリの予測はおおよそ正しいように思われた。

 

基礎体温を測り始めてからが辛かった。基礎体温を測るということは極端な言い方をすれば毎朝妊娠について考えることを強いられるということだ。

初月はまだ良い。次月からは少しグラフの形が違うようになってしまうとそれに過敏に反応する。PMSが始まると妊娠超初期症状との違いを検索する。体温が下がり低温期を迎えると落ち込む。

 

そんなことを3ヶ月繰り返すも授からなかったため、今度は排卵検査薬を購入して併用し始めた。

排卵検査薬は低温期の最後の日、あるいは高温期の初日に陽性を呈していたため、高温期に入ってから排卵するリズムだということがわかった。それまでの予測は1日2日ずれていたかもしれない。

 

排卵検査薬の説明書には、これを使って6ヶ月妊娠しなかったら病院に行くようにと書いてあった。

このころから私は不妊治療を受ける可能性が低くないことを感じていた。

 

幼い頃から付き添いも自分の通院も含め病院に抵抗はないのだが、正直に言えば不妊治療で通院し始めるのは怖かった。辛い治療、高額な医療費、心身にかかる多大なストレス、ホルモン治療の副作用…通院して無事授かるという未来が思い描けず、茨の道のことばかりが頭をよぎったからだ。

 

排卵検査薬を使い始めて3周期。32歳になってすぐ私は夫に尋ねた。

あと3周期待つか、すぐ病院に行くか。

 

夫は「早めに行ったらいいんじゃないか」とこともなげに答えた。

夫としても生理が来るたびに泣く妻を見るのは辛かったのかもしれない。

 

私は基本的に意思決定や判断を比較的素早く行える。しかし、時々差し迫って判断に困るときは夫の判断を仰ぐことに決めている。

 

夫は普段良くも悪くも何かを決めることに慎重だが、私の決められないことを相談すると大体すぐに答えが返ってくる。

 

そういうわけで、32歳になって初めての生理が来る数日前に近所の不妊治療クリニックに行くことにしたのだ。