フリーランス妊活

32歳のフリーランス妻が不妊治療をしながら思ったことをつらつらと書きます。

不妊専門クリニックに初めて行った日のこと。

どこの病院に行くかは全く迷わなかった。家から徒歩圏内に専門クリニックがあったからだ。

行くことを決めた時点では治療の内容や方針をクリニック選びの基準とするほど知識がなかった。

一応評判や口コミも検索して行ったが、他科のクリニックと比べ、不妊治療のクリニックは悪い口コミがないところはない。精神的に追い詰められている人も多いから、ちょっとしたことで傷ついたり怒ったりするのだろう。

 

近所のクリニックもそういった感じで、悪い口コミもなかった訳ではないが、それは仕方のないことだろうと思い、大して気にも留めずにそこへ通えばいいやと思ったのだ。

 

最初に初診のタイミングや基礎体温表に関する問い合わせをしたところ、医師本人からのメールの返信がとても丁寧だったので私は安堵した。

 

生理でなければいつでも良いということだったから、生理数日前に行った。

クリニックの待合室はホテルのような高級感のあるインテリアだった。待合室には20人くらいの人がいた。ほとんどが女性で、ほとんどがどう見てもわたしより年上だった。

1時間ほど待つ間、jinekoを読んだ。フリーペーパーとは思えない紙質の良さに、不妊ビジネスの闇を感じた。

 

診察室に入ると早々に今後受けるべき検査の説明が始まった。淡々と、てきぱきとした説明だった。この医師は1日何回この説明をしているのだろう。この説明の部分は何なら動画でも良い。そんなことを思うくらいテンプレート通りなのだろうと思われる説明だった。

 

ここで初めて気がついたのは、検査のタイミングが細かく指定されていることだ。例えばホルモン検査は生理3〜4日目、など。

生理が来てみなければ日が確定できない上、曜日も一定にならない。しかも予約が必要な検査もあり、思った通りの日に検査ができるとは限らないのだ。

わたしは平日の仕事のスケジュールに融通を効かせることができるが、会社員は最初から予定の調整に難儀するだろう。

 

この日は内診とクラミジアの検査だけでおわった。内診には異常がなく、クラミジアの検査は翌週に結果が出るということだった。